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9/23-24に開催された「旅行博」に先立つJATA国際観光会議での基調講演でゼッカさんが、ウワサのあの事をついに明らかに。
アマン、2008年に京都で日本初のプロパティを展開、「旅館風のアマン」 いよいよ京都にアマンができるのですね。 高級外資が東京にどっと押し寄せてきたことで、スーパーラグジュアリーのマーケットも徐々に耕されて、機は熟してきたと見たのだろう。日本の超高級リゾート市場への外資参入である。アマンと同価格帯の日本のリゾート、というとこの辺りのプロパティをイメージすればよいのかな。 「旅館テーストのアマン」・・・外資の旅館でしょ、所詮外国人が作るのだから今流行の「和モダン」や「デザイナーズ」みたいな薄っぺらな感じなのでは(もちろん、すべてがそうではありません)、とアマンを侮ってはいけない。おそらくアマンは、日本の建築や空間の取り方、そして文化、ホスピタリティを徹底的に研究し、満を持して京都に出店してくる、はずだ。 ゼッカ氏はアマンを展開するにあたり、日本旅館を大いに参考にしているようで、日本の伝統文化、ホスピタリティ産業についてよくご存知のはず。ゼッカ氏が最初に京都を選んだのも、日本文化への敬意や、愛があるんだと思う。ローカルへの愛がない「和モダン」や「デザイナーズ」はいけませんよね。 相当以前のエントリーで紹介したが300年の歴史を誇る、京都を代表する老舗旅館「俵屋」の舞台裏を描いた村松友視著「俵屋の不思議」のなかで、バリのアマンダリを訪れた著者がこんなことを述べている ホテル・アマンダリへ到着し、チェックインをしてふとあたりをながめたとたん、私は茫然とそこに立ち尽くしてしまった。陽が沈んだあとに到着したことで、効果が倍加していたのはたしかだが、その雰囲気があまりにも「俵屋」に似ていたからだ。今朝起きて、バリ島へ向かったのか京都へ向かったのか、たった一時間の時差が、私にかすかなる混乱を与えた。庭のところどころにある燈篭、白黒のチェックの布を羽織り、その上から赤い布をかけた獅子の石像、そしてその横に立つ傘鉾のような白黒チェックの傘・・・それらが、おだやかな存在感をあらわしつつ、薄暗いけしきの中に溶けこんでいる。また、客室のコテージへ向かうアプローチ、図書室から奥への廊下は、いずれも光と影を意識した空間となっている。私は、「俵屋」をおとずれて玄関から坪庭を見やる一瞬を思い出しながら、ホテル・アマンダリのしつらいをしばらく打ちながめていた。 著者がアマンダリを訪れたのも、俵屋の主人である佐藤年さんからアマンダリが俵屋によく似ていると聞いたから、と書いている。 京都の職人たちの熟練した技術、粋が21世紀の現在にも息衝いている俵屋。そんな俵屋と見紛うほどのローカルの文化、空間が訪れる人を出迎えるウブドゥのアマンダリ。 となると、08年にはきっと、俵屋や炭屋、柊屋といった京都を代表する日本旅館のように京都の伝統文化の粋を凝らしたアマンリゾートが見られることだろう。 ただし、アマンのことなので、日本の様式をそのままリゾートに投影するのではなく、日本の伝統、文化を現在に上手に生かす、ということなんでしょうけど。
by snowy-fuka
| 2006-10-04 09:53
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